必要なスキルや資質
セキュリティエンジニアに求められるスキルの1つは情報セキュリティマネジメントです。情報セキュリティを確保するための計画や運用、評価や改善といったことに関するスキルです。このスキルを証明したい場合は、独立行政法人情報処理推進機構が行っている情報セキュリティマネジメント試験を受験して国家資格を得ることできます。セキュリティエンジニア向けの資格はこちらの参考サイトで詳しく紹介されているので、気になる方は見てみると良いでしょう。
もう1つのスキルはネットワークインフラセキュリティに関するものです。システムをサーバー攻撃から守るだけでなく、自然災害などから守ることも含まれます。また、システムが想定外の攻撃を受けてしまった場合に回復させるというスキルも関係しています。セキュリティエンジニアには、このほかにもアプリケーションセキュリティやセキュリティプロトコルなどのスキルも求められます。
セキュリティエンジニアとして働く人に必要とされる資質もあります。システムの安全を守る非常に重要な役割を担うので責任感が強い人でなければこの仕事は果たせません。安全な運用のためには些細な変化に気づく必要もあり、緻密な作業も求められます。
セキュリティの検査や診断など目立たない仕事をコツコツと毎日行う必要があるので、地道な作業が苦にならない人、縁の下の力持ち的な立場で働くことに意義を感じる人に向いています。また、外部からの攻撃の方法は次々と新しいものが出てくるので、知識を取り入れノウハウを学び続ける意欲をいつも持っている必要もあります。